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シンガポールの住宅・不動産事情

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第37回 佐藤さんの住宅探し

不動産仲介業者の山田さんと一緒にコンドミニアムを見学している佐藤さん。

前回のポイントは、

○入居した後はブレーカーの位置を確認する。

○一度に消費電力の多い機械を使用しない。

○問題の機器を見つけるためには、全てのコンセントを抜いて、ブレーカーを上げてから、一つずつ入れ直す。

○洗濯機/乾燥機については数日放置することにより電源部内部の湿気が蒸発し使用可能になることもある。

ということでした。

「シンガポールは電圧が高いため、照明器具の電球もよく切れます」と不動産業者の山田さん。「日本ですと蛍光灯が多いようですが、こちらはどうなんでしょう」と佐藤さん。「一般的には欧米の方々はどちらかというと薄暗い部屋にフロアスタンドなどの間接照明を多用する傾向があり、日本の方々は部屋そのものをすごく明るくする傾向があります」と山田さん。「そうですね、私もリビングルームは明るい照明の方が好きですね」と佐藤さん。「こちらのコンドミニアムでは、新築時には照明器具はついていないので、家主さんが賃貸目的の場合、どのようなテナントさんを狙うのかによって照明器具の設置方法もかわってきます。また、空室の場合電気がきていないこともありますので、照明器具の照度が気になる場合には、電気を開けてもらって確認するか、事前に明るめの照明をリクエストしたほうが無難でしょう」と山田さん。「明るめの照明をリクエストするということはどういうことでしょう」と佐藤さん。「例えば、既存の照明が白熱灯である場合に、それを蛍光灯のダブルチューブのものに変えてもらったりすることです。一般的に白熱灯の場合は電球が切れやすく、シンガポールではその交換の費用はテナント負担となります。そのため、白熱灯の照明器具の場合は、電球の交換が簡単かどうかも良く見ておいた方が良いでしょう。また、時々白熱灯がつけた途端にポンといって電球自体が割れることもありますので、下向きのものよりも上向きのデザインで受けがついているものが良いと思います」と山田さん。「そうすると明るい部屋が良い場合は、蛍光灯の交換の楽な天井付照明が私のようなタイプには良い訳ですね。でもこちらの住宅は結構天井が高いので、電球の交換も大変ですね」と佐藤さん。「時々、家主さんがはしごを置いておいてくれることもありますが、大抵は自分ではしごを用意する必要があります。スーパーやDO IT YOURSELFのような店で、アルミの軽いはしごを売っていますので、ご用意されておいた方が良いでしょう」と山田さん。

ポイント

○明るい照明は蛍光灯ダブルチューブ。
○白熱灯は電球が切れやすい。
○下向きの白熱灯デザインの照明は電球を蛍光灯に買えて置いたほうが無難。
○シンガポールでははしごは必須。