シンガポールの住宅・不動産事情
Selection Criteria
第94回 佐藤さんの住宅探し
不動産仲介業者の山田さんと一緒にコンドミニアムを見学している佐藤さんが受けた注意点のまとめです。今回は転勤シーズンに合わせて物件を返却する際の注意点から敷金回収までのこれまでのポイントをまとめました。新しく家を探す方々にとっても将来の返却に備えて家を選ぶ必要がありますので、これまでのポイントに注意してください。
これまでのポイントのまとめ
○普通に使っていた”ということは人により程度判断が大きく異なるため問題になるポイントですので、キズ、しみは極力つけない。
○家の返却の際にいろいろ理不尽なことがあっても怒らず、極力妥協点を見いだすか、どうしても妥協点がない場合には先送りする。
○家の返却の際には何が何でも鍵を相手に返すようにする。
○家に備え付けられている電化製品(エアコン含む)全てまんべんなく使用する。
○使用しなくても定期的に電源を入れて一定期間稼働させて確認する。
○オーブンの場合には1-2ヶ月に一度200度以上にして15分位稼働させる。
○<使っていない>という状況は過失と判断されその修理費用は全額入居者、テナント負担となる。
○使用ミスなく使用して壊れた場合でも小修繕条項で一定金額まで入居者/テナントの負担となる。
○壊れやすい電化製品としてはオーブン、食器洗浄機、ビルトインコーヒーメーカー、掃除機等がある。
○カビが発生したら理由の如何を問わずテナントの責任となる。
○浴室の換気はこまめに行う。
○換気扇がちゃんと動いて居るかどうかティッシュやトイレットペーパーで確認。
○エアコンは嫌いでも時々利用する。
○はめ込み式エアコンの吹き出し口の結露はこまめに拭き取る。
○入居引渡の際の家具、備品のインベントリーリストはそれぞれのアイテムが揃っているだけではなくその状態をなるべく詳細に記録。
○最初の1ヶ月に修理必要箇所、修理は必要ないけれども記録が必要な箇所を家主に連絡、記録。
○家を返却する際に記録がなければ<最初から壊れていた><最初からこうだった>と言うことは費用負担の免責にはならない。
○問題点はなるべく写真に残し、家主側にもその写真を通知連絡する(確実に家主さんもしくは家主さんの不動産業者に到達していることを確認記録)。
○借りて住む場合には自分の家以上に丁寧に綺麗に使う。
○敷金の回収は問題点が少なければその場で現金を払うことにより決着可能なことがある。
○問題点が多い場合、修理費用が高額になる場合には見積が必要。
○その場合には敷金回収のためさらに交渉が必要。
○最終的に家主が一方的に費用を引いて敷金を返却してくることがある。
○決着しない敷金回収は裁判所の調停が必要。
○借りて住む場合には自分の家以上に丁寧に綺麗に使う。
○敷金の回収は問題点が少なければその場で現金を払うことにより決着可能なことがある。
○問題点が多い場合、修理費用が高額になる場合には見積が必要。
○その場合には敷金回収のためさらに交渉が必要。
○最終的に家主が一方的に費用を引いて敷金を返却してくることがある。
○決着しない敷金回収は裁判所の調停が必要。
○敷金返金状況については不動産業者単独ではなかなか確認が取りにくい。
○契約終了時の敷金の返金、契約更新時に敷金の一部返金がある場合にはテナントさんと不動産業者の双方が連絡を緊密に取り合って回収に努める必要がある。
○契約上敷金返金は14日以内に行うとあるが実際にはそれ以上かかることの方が多い。
○14日以上敷金返金に時間がかかっても延滞利息を家主側に請求することは難しい。
ということでした。